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【前編】パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社へインタビュー!

更新日:2月11日



(左側から)

パクテラ・コンサルティング・ジャパン 社長 杉山周平様

パクテラ・テクノロジー・ジャパン 副社長 小早川泰彦様

パクテラ・アジア・パシフィック・グループ 経営企画部 小林隆一様

TEDxHitotsubashiUは「Ideas Worth Spreading(価値あるアイデアを広める)」というTEDの理念にご賛同下さるパートナー企業の方々と共に運営を行っています。

今回はTEDxHitotsubashiUをサポートしてくださっているCore Partner、パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社より、社長の杉山周平様(以下杉山様)、同じパクテラ・グループより、小早川泰彦様(以下小早川様)、小林隆一様(以下小林様)のお三方へのインタビューを二回に分けてお届けします!

記念すべき第一部は、パクテラについて、そしてインタビューにご協力いただいた杉山様、小早川様、小林様ご自身についてお伺いしました!



【第一部:パクテラグループに迫る】


中国発の巨大コンサルティングファーム、パクテラグループとは?

本日はどうぞよろしくお願いいたします。まずはじめに、パクテラ・グループについて伺いたいと思います。

小林様:パクテラはグローバルで事業を展開していますが、日本における事業はグループの中でアジア・パシフィック事業群に属しています。日本で事業を運営する法人はパクテラ・コンサルティング・ジャパン(以下、PCJ)と、パクテラ・テクノロジー・ジャパン(以下、PTJ)の2つがあります。

杉山様:PCJは、国内のクライアント様が何か事業的なチャレンジをされるときに、これまでに培ってきた業界の知見やノウハウを使って、そのチャレンジを支援しています。クライアント様の中で新しい事業が立ち上がるときには、戦略の策定であったり、組織やプロセスの改革など様々なプロジェクトが立ち上がります。こうしたプロジェクトの推進をサポートする、というのが私たちのメインの業務です。主に保険、製造、医療といった分野のクライアント様のクロスボーダーな案件に対して、パクテラ・グループのグローバルネットワークを活かして事業を展開しています。

小早川様:PTJでは、日本の企業様向けにテクノロジー関係のサービスを展開しています。開発や保守運用、デジタルサービスに至るまで多岐にわたります。私たちの業務では、クライアント様の日本事業拠点向けのサービスのみならず、海外に展開されたクライアント様の現地法人に対してもサポートを行っています。コロナ以前は、中国や東南アジアなどアジアのあちこちを飛び回っていました。


パクテラを語る、3つの「変」とは

グローバルにダイナミックな規模で、日本の様々な企業を支えていらっしゃるのですね。そんなパクテラの掲げる理念、またそこに秘める思いは何でしょうか?

杉山様:漢字一文字なのですが、『変』という文字を理念として掲げています。『変』という漢字は色々な単語に使われていると思うんですけど、大きく挙げているのは、変化を恐れない、変革を起こす、変人であれ、という三つです。

これは社内外向けにいろんなメッセージを含んでいます。私たちのサービスの主軸はやはり「人」なんです。私たちコンサルティングファームは、何か物を売っていたり、物を作り上げているわけでもありません。その代わり、人の知識であったり、社員が持っている力がそのままサービスになります。

『変化を恐れない』というのは、自分自身が変わっていくこと、組織を変えていくことに対して恐れずチャレンジをしていくという意味です。

『変革を起こす』というのは、クライアント様に対して新たな考えや価値観を提供して、ビジネスそのものに変革を起こしていけるような仕事をしていこうという意志が込められています。

そして、『変人であれ』についてです。少々個人的な主観も入っていますが、物事を突き詰めている人は、他人から見たときに程度の差はあれ変人である可能性が高いと思うのです。仙人のような感じでしょうか。私たちのサービスは、知識や経験というものが全てなので、周囲の人から見たら変人に見えたとしても、しっかりと自分の道を持っていて、それを突き通していける人になっていこう、というメッセージが入っています。

『変』という一文字にそれだけ多くの思いが込められていて、非常に強いメッセージだと感じました。『変』という漢字とも強く関係すると思うのですが、そこから生まれてくるパクテラの内なる強みは何なのでしょうか。

杉山様:組織として変えていく、変わっていくことを恐れていないところだと思います。うまくいかない状態を放置するのではなく、変えていき、成長していこうという意識がグループ全体としてやっぱり高いんですね。変わっていくことに対して無駄に歯止めをかけたりしない。変えることが常に正しいと言っているわけではありませんが、『やっぱり変わっていかなきゃいけないよね』というマインドを全員が持っている組織であるというのは、組織として強いと思っています。それはもうパクテラの文化、このグループの文化として存在しています。私が会社を好きな理由でもありますね。

まさに『変』という理念が表れているのですね。そういった強みはクライアント様にどのように伝わっているのでしょうか。

杉山様:クライアントの課題を解決するというところが私たちのメインミッションになってくるのですが、その解決策を出すときに、既成概念にとらわれない方法を打ち出せているところであると考えています。要は、今のプロセスについて、変える必要性をお客さまが感じていなかったとしても、もしくは変えたら大きな混乱が生じるかもしれないとしても、それでも変えていかないと成長はあり得ませんよ、全力で支援していきますので一緒に変えていきませんか、という形で提案をしていけるというのは、強みの一つだと思っています。


失敗を次に繋げる文化

組織として、『変化を恐れない』ことを社員に期待するうえで、意識していることなどはありますか?

杉山様:変化を恐れてない人ってそんなにいないんですよ。恐怖心って誰しもが持っていると思いますが、変化に対する恐怖心を打ち破れる人はやっぱり少ないと思います。そんな中で、会社として大事なのは、『変わろうとして失敗したとしても、それが次に繋がるから大丈夫』という文化を作り出してあげることだと思っています。

特に若いうちに会社に入って、失敗を恐れてチャレンジをしないと、いつまで経っても成長できません。『失敗してもいい、その代わりそこから学んで、次に繋げていこう』、という文化を組織として作っていきたいという思いがあります。

確かに、そういった文化であれば、変化に対する恐怖心も少し打ち破れる気がします。そんな中でも、具体的にどういった人が、変化を恐れずに前へ進んでいけるのでしょうか。

杉山様:人物像でいうと、色々な物事を見てきている人や、自分の周りの環境が変動する人が、その特性を持ち合わせている可能性が高いと思います。例えば昔、転勤族みたいに自分が生活する環境がコロコロ変わって、新しい環境にどんどん順応して、その中で成長していかなければいけない、といった環境で育ってきた人は、挑戦や変化に対してあまり恐怖心を持ってない傾向があるように感じます。色々な物事を見てきた人というのは、例えば海外の人のバイタリティーに多く触れ合ってきた人というのは、日本人と比較したときにそのバイタリティーや貪欲さに対して、一定の危機感を感じてきているのではないでしょうか。そうした経験値が多く現状に危機感を感じている人は、変化に対する恐怖を打ち破っていくところの素養が育っているように思います。


学生時代と今

皆様の学生時代についても伺いたいと思います。どのような学生時代をお過ごしになられていたのでしょうか?

小林様:小学校の時から音楽が好きで、大学ではジャズサークルに所属していました。ジャズサークルの活動では都内の色々な大学に行って、そこのジャズサークルの人とよく一緒に演奏をしていました。今思うと、ジャズを通してできたネットワークというのが、今に繋がっているかもしれません。学内だけでなく学外の人とも繋がって、新しい世界に触れ合うことがとても楽しかったので、そういった経験が新しいものにどんどん挑戦したいという今の自分の志向に繋がっていると思います。

小早川様:あまり会社のみんなには言ってないのですが、実は私は大学時代にダンスをやっていたんです(笑)。ハンガリーの人を招聘したり、ポーランドとか、特にヨーロッパ系が多いんですが、世界各国の人とダンスを踊っていました。当時から言葉が流暢だったかというとそんなこともないんですけど、ダンスを通じて海外の人とやりとりをすることがとても楽しくなりました。この経験が、今の会社で楽しく仕事をできているバックグラウンドにもなっているのかもしれません。

杉山様:他人にあれやれこれやれと指示されるのがすごく嫌で、もしかしたら自分でできるんじゃないかっていうことを無茶にチャレンジしていました。ちょうどパソコンが登場し始めた中学生の頃、パソコンの情報が英語ばっかりだったので、英語を学びたいという思いから高校はニュージーランドへ渡りました。中学校の途中までは日本にいたのですが、そこからオーストラリアへ、高校はニュージーランドへ行き、大学時代はアメリカで過ごしました。中学生の時は、日本中を見たいと思い立ち、学校を半年ぐらい休んで日本を自転車で旅しました。最初は「無理だろう」と言われていたのですが、何とか食料も途中で入手しながら3万円ぐらいかけて自転車で旅をして、なんとか日本を周遊して帰ってくることができました。自分がやりたいと思ったことに迷わず取り組んでいた学生時代だったと思います。


あなたはなぜパクテラに?

三者三様の学生時代ですが、それぞれ今パクテラでご活躍されているバックボーンのようなものが学生時代に見えた気がしました。どういった経緯でパクテラへたどり着かれたのでしょうか?

小林様:最初は外資系の大手コンサルティングファームに入りました。もともと、海外の人と一緒に仕事がしたい、もしくは叶うならば海外で仕事をしてみたいという思いがありました。しかし、実際に入ってみると、もちろんそういうチャンスも中にはありましたが、やはり日本のみで完結しているプロジェクトが多く、消化不良という気持ちがくすぶっていました。その後もう一社を経て、3社目でこのパクテラという会社に2009年に入りました。パクテラの本社は中国にあるのですが、それ以外にもシンガポールやマレーシア、オーストラリアにも拠点があって、各国の拠点間での交流が非常に活発に行われています。コロナ禍の前は毎月のように海外に出ていましたが、様々な国籍の人たちと一緒に仕事ができていることに非常に楽しみを感じています。

小早川様:前職はコンサルティングファームに勤務していました。その時にアメリカのクライアントを担当したのですが、そのクライアントのシステムをサポートしていたのがパクテラでした。それがパクテラとの接点だったんですが、後にパクテラグループのCEOとお話する機会がありました。最初は、自分の中で中国の会社のイメージは正直なところあまりよくなかったのですが、アジア発のグローバルファームになりたいという思いに共感し、経営もしてほしいという話もあったため、パクテラでチャレンジしようと思い、入社を決意しました。顧客のニーズや戦略を考えながら、サービスを新しく作ることにチャレンジしたくて入社したのですが、それが実際にできていることが長くパクテラにいる理由であると感じています。

杉山様:大学卒業後は証券会社に入社したのですが、自分が好きなことを仕事にしたいという思いが徐々に強くなっていき、それからはIT関連の仕事をするようになりました。しかし、会社のサービスの幅に縛られずに仕事をしたい、縛られずにクライアントに解決策を提供したいと考えるようになりました。それを模索していく中、この人たちと一緒に働いてみたいという勘のような感覚が決め手となってパクテラに入社しました。入社する前はパクテラがどのような文化であるのかを完全に理解することはできなかったのですが、今振り返ってみるとパクテラの文化が好きだと感じますし、長くパクテラにいる理由にもなっています。

企業文化についてのお話が出たと思いますが、パクテラの企業文化についてはどのように感じておられますか?

小林様:パクテラのカルチャーの一つの特徴は、フラットかつオープンなコミュニケーションが行われている土壌があることだと感じます。ある程度のサイズの企業であれば、会長や社長に会ったり会話したりすることなどの機会は非常に限られていると思いますが、パクテラでは会長や社長がオフィス内で社員と机を並べて仕事をし、気兼ねなく社員とコミュニケーションを取っています。上下関係を意識することなくコミュニケーションがフラットであることが、パクテラのカルチャーです。



前編はここまでです!

後編はTEDxHitotsubashiUにフォーカスした内容となっております。


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