WHAT IS TED?
TEDとは、「価値ある考えを広める(Ideas worth spreading)」ための非営利組織です。
年に2回開催されるTED Conferenceには世界の一流の方々が集まり、これまでの人生で自分の考えたことや行ってきたことについての18分未満のスピーチをしています。
これらのスピーチの多くはTED.comで配信され、インターネット上で無料で視聴することができます。歴代のTEDでは、アメリカの実業家であるビル・ゲイツやイギリスの動物行動学者であるジェーン・グドール、アメリカの小説家であるエリザベス・ギルバートを初めとしたたくさんの著名人がスピーチをしています。
WHAT is tedx?
TEDxイベントとは、TEDの理念である「価値ある考えを広める(Ideas worth spreading)」の精神に基づいて、地域ごとに独立して開催されるイベントのことを指します。また、これらのイベントを運営する団体はコミュニティ、大学などの組織、個人など様々で、世界各国において発足しています。各団体はTEDから付与されるライセンスの下で活動を行っています。
2009年に開催されたTedxUTokyoを皮切りに、日本各地でTEDxイベントが毎年開催されています。
WHAT IS
TEDx
hitotsubashiu?
TEDxHitotsubashiUは、「一橋大学内で新しい視点と出会う機会を提供すること」を理念として2018年に一橋大学の学生によって設立されました。設立以降、一橋大学の多様なバックグラウンドを持った学生によって運営されています。
私たちはこの理念のもと、「新しい視点=世界を捉えるための『新たなレンズ』」を提供するようなスピーチを届けていきます。新たな挑戦を続ける学生や、社会で活躍するリーダーたちの熱い思いを、一橋大学から発信します。
2019年度に初開催を迎えた本イベントは、今後もTEDxHitotsubashiUを通した思考の変化や議論の活性化、イベント後のレセプションでの交流などといった形で、イベント関係者全ての方々に持続的なインパクトをもたらし続けます。
代表挨拶
井野真絢(一橋大学商学部4年)

初めまして。
TEDxHitotsubashiUの今年度の代表を務めさせていただいております、井野真絢と申します。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
ご時世柄、なかなか行きたい場所に行けなかったり、会いたい人に会えなかったり、物事が思い通りに進まないことが多いかと思います。
また、コロナ禍の影響で人との関わりが減ってきている気がします。私は自粛期間を経て、以前に比べて人と話す、そして人の話を聞く機会が少なくなりました。
話すとしても、話す相手は同年代、同じ学校出身の人に、話す内容は学生ならではの話に自然と偏ってしまっています。
全員が全員私と同じ状況下にあるとは限りませんが、同じような毎日を送っていて心機一転したい方、異なる世代、異なる経験を持つ人の話を聞きたい方にとって、TEDxHitotsubashiUはぴったりかと思います。
TEDxHitotsubashiUが皆さんにとって新たな視点となり、
皆さんの背中を押すきっかけとなるイベントになれば嬉しく思います。
TEDxHitotsubashiUを知ってくださった方全員がポジティブな気持ちになりますように。
どうぞ宜しくお願い致します。
顧問挨拶
岡本純也准教授
(一橋大学商学部経営管理研究科)
TEDxHitotsubashiUは「声」のイベントです。
なぜ、このテクノロジーが発達した時代、誰もが気軽に自己表現のための動画を拡散できるこの時代に、人間の「声」というアナログな手段を中心に据えた集まりが価値を持つのでしょうか。
それは「声」というメディアが音の波のコードであるということと関係すると考えます。
「声」は空気を振動させ人と人との間にある空間を伝わっていきます。それは、実は語り手を中心にした球体の波として広がるのです。語り手の声が聞こえた時、聞き手の身体は球体の中にスッポリと包まれてしまっています。だからこそ、伝えるべき価値ある発見をした語り手の高揚感、喜びが波動として感じられるのです。たとえそれが、PCやスマホを介した音であっても。
「声」というメディアは、また、積極的な「聞く」というアクションを引き出します。情報量が少ない分、語り手が描こうとする世界は、聞き手の想像力によって、聞き手の中に作られます。すなわち、語り手の経験と聞き手の経験が、「声」というメディアの特性によって溶け合い、一つのビジョンを描き出すのです。
だから、身を乗り出して聞こうとする者にしかそのビジョンは見えないでしょう。「見ようとする者にしか見えないビジョン」、「発見したい者にしか発見できない価値」がこのイベントの中では生まれます。
では、スピーカーの声に耳を傾け、多くの「驚き」「発見」をお楽しみください。
