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執筆者の写真HitotsubashiU TEDx

TEDあれこれ①


今や世界的に広まり、誰もがインターネット上で見ることのできるTED Talks。皆さんの中には、英語の授業などで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?今回は、TEDがどのような変遷をたどってきたのか、その歴史を紐解いていきたいと思います!


 
  • 1984年 TED初開催

TEDは、リチャード・ソール・ワーマンとハリー・マークスによって設立され、第1回目に開催されたTEDは、テクノロジー、エンターテインメント、デザインの3つの分野に限ったテーマで行われました。(実は、TEDという名前は、Technology Entertainment Designの頭文字をとってできたものなんです!)電子書籍や3Dグラフィックス、フラクタルジオメトリ開発理論に基づくマッピング方法などについてのプレゼンテーションが行われました。また、当時、TEDは招待制のイベントとなっていました。

  • 1990年 TED Conference開催

現在では、このTED ConferenceがTEDの中心的イベントとなっています。1900年から、カリフォルニアのモントレーで毎年開催されるようになりました。また、1990年以降から、プレゼンテーションの内容は、科学、哲学、音楽、宗教、ビジネスなど多岐にわたるものへと拡大されていきました。

  • 2005年 TED Prizeスタート

TED Prizeは当時、貧困解決への糸口、宗教問題に関する開かれた対話、150カ国における芸術のインスピレーション、未来に向けた教育に関するイマジネーションをもたらすことを目的として生まれました。ロバート・フィッシェル、エドワード・バーティンスキー、ボノを初めとして様々な分野で活躍するリーダー達に授与されています。

  • 2006年 TED Global開催

TED Conferenceの姉妹講演となっています。開催地は毎回異なり、世界の各都市を回っていきます。第一回の開催地は、イギリス、オックスフォードでした。経済成長や開発といったグローバルな問題に重きを置いている、という点が特徴になっています。

  • 2006年 TED Talksスタート

TEDのコンテンツがオンライン上で無料でリリースされるオーディオおよび、ビデオポッドキャストシリーズであるTED Talks。2006年に掲載された6つのTED Talksは100万回以上も再生され、TEDが世界中での知名度を上げるきっかけとなりました。(2009年にはTED Talksの再生回数は1億回に達しました!)

 

最初はテーマの幅も狭く、限られた人しか参加することが出来ませんでしたが、時代を追っていくにつれて、より様々なアイデアを、より多くの人が得ることが出来るようになっていった、という過程をご覧になっていただけたと思います。

次回のTEDあれこれでは、2006年以降にTED Conferenceから派生して出来た多くの開催形式をお伝えしていきます!


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